オーナー様必見!アパートへの防犯カメラ設置|費用相場と選び方のコツ
- 2026年05月15日
- 2026年05月15日
アパートのセキュリティ対策や空室対策について、具体的な方法がわからず悩んでいませんか。
防犯カメラの設置は、入居者の安全を守りながら物件の資産価値を高める、非常に効果的な解決策です。
この記事では、防犯カメラの設置費用から具体的な選び方、法的な注意点まで、オーナー様が知っておくべき情報を専門家の視点で網羅的に解説します。
最後まで読めば、あなたのアパートに最適な防犯カメラ導入プランが明確になり、安心して第一歩を踏み出せるはずです。
目次
1. なぜ今アパートに防犯カメラが必要なのか?

アパート経営において、防犯カメラの設置はもはや特別な対策ではなく、入居者の安全と物件価値を守るための必須設備となりつつあります。その背景には、共同住宅を狙った犯罪リスクの増加と、入居希望者のセキュリティに対する意識の高まりがあります。
これらの社会的変化に対応することが、安定したアパート経営の鍵を握っています。
1-1. 増加するアパートでの犯罪リスクと手口
近年、アパートなどの共同住宅における侵入窃盗や自転車盗難、不法投棄といった犯罪は依然として後を絶ちません。
警察庁の統計によれば、侵入窃盗の発生場所別認知件数は一戸建住宅が29%と最も多く、これに共同住宅(3階建以下)と共同住宅(4階建以上)を合わせると、住宅を狙った侵入窃盗が全体の約4割を占めています。共同住宅では特に低層階ほど被害が多い傾向にあり、低層アパートも例外なくターゲットになっています。
特に、オートロック設備がないアパートでは不審者が容易に敷地内へ侵入できるため、郵便物の盗難やストーカー行為などのリスクも高まります。防犯カメラは、こうした犯罪を未然に防ぐ抑止力として、また万が一の際の証拠映像として極めて重要な役割を果たします。
1-2. 入居希望者が物件に求めるセキュリティ水準の変化
物件を探す入居希望者の意識も大きく変化しています。ある調査では、賃貸物件を探す際に重視する設備として「テレビモニター付インターホン」や「防犯カメラ」といったセキュリティ関連設備が常に上位にランクインしています。
特に女性やファミリー層にとっては、セキュリティ設備の有無が物件選びの決定的な要因となるケースも少なくありません。周辺の競合物件がセキュリティ対策を進める中で、対策が不十分なアパートは「安全ではない物件」と見なされ、入居希望者から敬遠されてしまう可能性があります。これは、空室率の上昇や家賃下落に直結する重要な問題です。
2. アパートに防犯カメラを設置する3つのメリット

アパートに防犯カメラを設置することは、単に犯罪を防ぐだけでなく、経営全体にプラスの効果をもたらします。主なメリットとして、犯罪抑止効果による入居者の安心感向上と、物件の付加価値向上による空室対策の2点が挙げられます。
これらのメリットは、長期的に安定したアパート経営を実現する上で欠かせない要素です。
2-1. 犯罪抑止・証拠確保と入居者の安心感向上
防犯カメラが設置されているという事実そのものが、犯罪を企む者への強力な威嚇となります。エントランスや駐車場、ゴミ捨て場など、犯罪が発生しやすい場所にカメラがあることで、不審者の侵入や不法行為を未然に防ぐ効果が期待できます。
万が一、盗難やいたずらなどのトラブルが発生した場合でも、録画された映像が犯人特定のための決定的な証拠となり、警察の捜査に大きく貢献します。これにより、入居者は「守られている」という安心感を得ることができ、日々の暮らしの満足度向上にも繋がります。
2-2. 物件の付加価値向上と空室対策
防犯カメラの設置は、物件のセキュリティレベルを客観的に示す指標となり、大きな付加価値を生み出します。物件情報サイトなどで「防犯カメラあり」と明記することで、セキュリティ意識の高い入居希望者に対して効果的にアピールできます。
これにより、近隣の競合物件との差別化が図れ、入居希望者の内見希望や成約率の向上が見込めます。結果として、空室期間の短縮や家賃の維持・向上にも繋がり、アパート経営の安定化に貢献する有効な投資となるのです。
3. アパートの防犯カメラ|3つの費用プランと料金相場

防犯カメラを導入する際の費用プランは、主に「買い切り」「リース」「サブスク・レンタル」の3種類に分けられます。それぞれ初期費用やランニングコスト、契約形態が異なるため、オーナー様の予算や経営計画に合わせて最適なプランを選ぶことが重要です。
ここでは、各プランの特徴と料金相場を詳しく解説します。
3-1. 【買い切り】初期費用は高いが長期的なコストを抑えるプラン
買い切りプランは、カメラ本体や録画機、設置工事費などの初期費用を最初に一括で支払う方式です。初期費用はカメラの台数や性能によって変動しますが、一般的なアパート(4〜8台程度)で30万円〜80万円程度が相場となります。
初期投資は高額になりますが、月々の支払いは発生せず、ランニングコストは電気代と数年に一度のメンテナンス費用のみです。そのため、長期間(一般的に5年以上)利用する場合は、総額で最もコストを抑えられる可能性があります。自己所有となるため、資産として計上できる点も特徴です。
3-2. 【リース】初期費用を抑えつつ経費計上しやすいプラン
リースプランは、初期費用0円で導入でき、月額料金を支払って防犯カメラシステムを利用する契約形態です。契約期間は5年〜7年が一般的で、月額料金は1万円〜3万円程度が相場です。
月々のリース料金は全額経費として計上できるため、会計処理がしやすいというメリットがあります。契約期間中の修理やメンテナンスが料金に含まれているプランも多く、突発的な出費を心配することなく運用できます。ただし、契約期間中の解約は原則としてできず、総支払額は買い切りよりも高くなる傾向があります。
3-3. 【サブスク・レンタル】手軽に導入できる月額制プラン
サブスクリプションやレンタルプランは、リースよりも短期間(1年〜)から契約できる手軽なプランです。初期費用は無料または数万円程度で、月額料金は5,000円〜1万5,000円程度から始められます。
契約期間内は常に最新機種への交換オプションがあったり、故障時のサポートが充実していたりする点が魅力です。まずは試しに導入してみたい、短期間だけセキュリティを強化したいといったニーズに適しています。ただし、長期的に利用すると総支払額が最も高くなる可能性があるため注意が必要です。
4. アパート向け防犯カメラの選び方 5つのポイント

防犯カメラを導入する際は、ただ設置するだけでは十分な効果を得られません。「どのような目的で」「どこに設置するか」を明確にし、それに合った性能を持つカメラを選ぶことが不可欠です。カメラの性能や録画方法など、最低限押さえておくべき5つのポイントを解説します。
これらのポイントを総合的に判断することで、コストパフォーマンスの高い最適なシステムを構築できます。
4-1. カメラの性能(画質・夜間撮影・耐久性)
カメラ選びで最も重要なのが性能です。まず画質については、人物の顔や車のナンバーを鮮明に記録するために、最低でも200万画素(フルHD)以上のモデルを選びましょう。画素数が高いほど、映像を拡大しても細部がはっきりと確認できます。
次に、夜間の撮影能力も重要です。赤外線LEDを搭載した暗視機能付きのカメラであれば、照明が少ない場所でも白黒映像でしっかりと被写体を捉えることができます。また、屋外に設置する場合は、雨風や塵に耐えられる防水防塵性能を示す「IP66」以上の規格に対応したカメラを選ぶことが必須です。
4-2. 録画方法とネットワーク機能
撮影した映像をどのように保存するかも重要な選択肢です。主流なのは、敷地内に設置した専用のハードディスクレコーダー(DVR/NVR)に保存する方法です。大容量のHDDで長期間の録画が可能ですが、機器の設置スペースが必要になります。
もう一つは、インターネット経由でクラウドサーバーに映像を保存する方法です。レコーダーが不要で、スマートフォンやPCからいつでもどこでも映像を確認できる利便性が魅力ですが、月額の利用料が発生します。遠隔地からでも物件の状況を確認したいオーナー様には、ネットワーク機能付きのカメラがおすすめです。
5. 目的別!アパートにおすすめの防犯カメラ3タイプ

アパートに設置する防犯カメラは、求める機能や予算に応じて様々なタイプから選ぶことができます。ここでは、「手軽さ」「信頼性」「コスト」という3つの視点から、代表的なカメラのタイプとその特徴を紹介します。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身のアパートの状況に最も適したタイプを選択しましょう。
5-1. 【手軽さ重視】配線工事不要のWi-Fiカメラ
Wi-Fiカメラ(ワイヤレスカメラ)は、カメラと録画機の間を無線で接続するため、映像ケーブルの配線工事が不要な点が最大のメリットです。これにより、設置工事の費用と時間を大幅に削減できます。電源さえ確保できれば比較的自由に設置場所を選べるため、「まずは1台から試してみたい」という場合に最適です。
ただし、Wi-Fiの電波が届く範囲にしか設置できず、電波状況が不安定だと映像が途切れる可能性があります。また、映像データが傍受されるリスクもゼロではないため、セキュリティ設定を確実に行うことが重要です。
5-2. 【信頼性重視】安定稼働の有線カメラシステム
有線カメラは、カメラと録画機を同軸ケーブルやLANケーブルで物理的に接続するタイプです。配線工事が必要で初期費用は高くなりますが、天候や電波障害の影響を受けにくく、安定した映像の送受信が可能です。映像の劣化や遅延が少なく、高画質なデータを確実に記録したい場合に最も信頼性の高い選択肢と言えます。
ケーブルを通じて電力を供給するPoE(Power over Ethernet)対応の機種を選べば、カメラごとに電源を確保する必要がなく、配線をシンプルにすることもできます。長期的に安定した運用を求めるなら、有線カメラシステムがおすすめです。
5-3. 【コスト重視】威嚇効果を狙うダミーカメラ
ダミーカメラは、本物の防犯カメラに似せた模型で、撮影や録画機能はありません。最大のメリットは、数千円程度から購入できる圧倒的な低コストです。本物と見分けがつきにくい精巧なモデルも多く、設置しているだけで一定の犯罪抑止効果(威嚇効果)が期待できます。
しかし、プロの侵入犯には見破られる可能性があり、一度ダミーだと知られると効果は失われます。また、実際に事件が起きても証拠は残りません。そのため、ダミーカメラは単体で使うのではなく、死角を補う目的で本物のカメラと組み合わせて設置するのが効果的な使い方です。
6. 効果を最大化する防犯カメラの設置場所

防犯カメラの効果は、その性能だけでなく「どこに設置するか」によって大きく左右されます。不審者の侵入経路や犯罪が発生しやすい場所を的確に捉えることが重要です。ここでは、アパートの防犯効果を最大化するための、基本的な設置場所の考え方を紹介します。
これらのポイントを押さえることで、カメラの台数を最小限に抑えつつ、高いセキュリティレベルを実現できます。
6-1. 共用部:エントランス・駐車場・ゴミ捨て場

まず最優先で設置を検討すべきは、人の出入りが最も多い共用部です。
- エントランス・出入り口
- 駐車場・駐輪場
- ゴミ捨て場
- 集合ポスト
これらの場所が考えられます。
エントランスには、出入りする全ての人物の顔がはっきりと映るようにカメラを設置します。駐車場や駐輪場は、車上荒らしや盗難のリスクが高いため、敷地全体を見渡せる位置への設置が効果的です。また、不法投棄トラブルが起こりやすいゴミ捨て場や、郵便物の盗難を防ぐために集合ポスト周辺も重要なポイントです。
6-2. 死角になりやすい場所:駐輪場・廊下の角

建物の構造上、人目につきにくい「死角」は犯罪者に狙われやすい場所です。例えば、建物の裏手や廊下の突き当り、階段の踊り場などが挙げられます。
これらの場所にカメラを設置することで、侵入経路を下見する不審者の動きを捉えたり、いたずらを防いだりする効果が期待できます。複数のカメラの映像を組み合わせることで、敷地内の死角をなくしていくという視点が大切です。設置計画を立てる際は、専門業者に現地調査を依頼し、プロの視点から最適な設置場所を提案してもらうことをお勧めします。
7. 設置前に必ず確認!プライバシーと法律に関する注意点

防犯カメラを設置する際は、入居者や近隣住民のプライバシーに配慮し、関連する法律を遵守することが極めて重要です。適切な配慮を怠ると、住民との間でトラブルに発展したり、法的な問題に抵触したりする可能性があります。
ここでは、設置前に必ず確認すべき2つの重要な注意点を解説します。
7-1. プライバシー保護と法律遵守(撮影範囲・告知)
防犯カメラの運用は、個人情報保護法に準拠して行う必要があります。カメラの撮影範囲は、アパートの敷地内の共用部分に限定するのが大原則です。特定の住戸の玄関ドアや窓、ベランダの内部など、プライベートな空間が映り込まないように画角を慎重に調整しなければなりません。
また、隣接する住宅の敷地や公道を通行する人々が不必要に映り続けることも避けるべきです。そして、カメラを設置していることを居住者や来訪者に知らせるため、「防犯カメラ作動中」といったステッカーを目立つ場所に掲示することが推奨されています。これはトラブル防止だけでなく、犯罪抑止効果を高める上でも有効です。
※出典元:カメラ画像利活用ガイドブック(経済産業省・総務省|2022年)
7-2. 録画データの適切な管理・保管方法
録画データは個人情報にあたるため、その管理は厳重に行う必要があります。まず、録画データを閲覧できる権限を持つ人物をオーナーや管理会社の担当者などに限定し、パスワードを設定するなど、部外者が安易にアクセスできないようにします。
また、データの保存期間を「2週間〜1ヶ月程度」などと明確に定め、その期間を過ぎたデータは自動的に上書き消去されるように設定するのが一般的です。警察からの捜査協力依頼など、正当な理由なく録画データを第三者に提供することは絶対に避けなければなりません。これらの管理ルールを定め、住民に事前に説明しておくことで、安心して暮らせる環境を整えることができます。
8. 防犯カメラの導入手順と効果的な運用
防犯カメラの導入を成功させるためには、計画的な手順を踏むことが大切です。目的を明確にすることから始め、専門業者と連携しながら進めることで、費用対効果の高い最適なシステムを構築できます。また、設置後の適切な運用も、その効果を持続させるためには欠かせません。
ここでは、一般的な導入手順と、効果的な運用のためのポイントを解説します。
防犯カメラの導入は、以下のステップで進めるのが一般的です。
- 目的と予算の明確化
- 専門業者への相談
- 現地調査と見積もり
- 住民への事前説明
- 設置工事と運用開始
- 定期的なメンテナンス
まず「なぜカメラを設置するのか」「予算はいくらか」を明確にします。次に、複数の専門業者に相談し、現地調査を依頼した上で、最適なプランと見積もりを比較検討します。
機種や設置場所が決定したら、トラブルを避けるために必ず工事前に全入居者へ設置目的や運用ルールを説明し、理解を得ることが重要です。設置後は、機器が正常に作動しているか定期的に点検・メンテナンスを行うことで、長期間にわたり効果を維持できます。
9. 防犯カメラ アパートに関するFAQ

ここでは、アパートのオーナー様からよく寄せられる防犯カメラに関する質問とその回答をまとめました。導入前の疑問や不安を解消するためにお役立てください。
Q1. 入居者から設置に反対された場合はどうすれば良いですか?
A1. まずは、設置の目的が犯罪抑止と入居者の安全確保であることを丁寧に説明します。その上で、プライバシーに最大限配慮し、撮影範囲を共用部に限定することや、録画データの管理を厳重に行うことを伝え、理解を求めることが大切です。合意形成を図る努力が、その後の良好な関係に繋がります。
Q2. 国や自治体からの補助金は利用できますか?
A2. 一部の自治体では、地域防犯の強化を目的として、防犯カメラの設置費用の一部を補助する制度を設けている場合があります。対象となる条件や申請方法は自治体によって異なるため、お住まいの市区町村のウェブサイトを確認するか、担当窓口に問い合わせてみることをお勧めします。
Q3. 録画した映像の保存期間はどのくらいが適切ですか?
A3. 法的な決まりはありませんが、一般的には2週間から1ヶ月程度に設定するケースが多いです。ハードディスクの容量と画質にもよりますが、この期間があれば、事件やトラブルが発生した際に映像を確認するには十分と考えられています。不必要に長期間保存することは、情報漏洩のリスクを高めるため避けるべきです。
10. まとめ:防犯カメラのアパート設置で資産価値と安全性を高めよう
この記事では、アパートへの防犯カメラ設置について、その必要性からメリット、費用、選び方、注意点までを網羅的に解説しました。改めて、本記事の重要なポイントを振り返ります。
- 防犯カメラは犯罪抑止と入居者の安心に繋がる
- 物件の付加価値を高め空室対策にもなる
- 費用プランは予算に合わせて選択可能
- カメラ性能と設置場所が効果を左右する
- プライバシー保護への配慮が最も重要
防犯カメラの設置は、単なる「コスト」ではなく、入居者の安全を守り、長期的に安定したアパート経営を実現するための重要な「投資」です。まずは専門知識の豊富な業者に相談し、ご自身のアパートに最適なプランの提案を受けてみることが成功への第一歩です。
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