アパートの修繕提案の妥当性に悩んだ時は|塗料メーカーという「第三の選択肢」
- 2026年06月10日
アパートやマンションの修繕を検討する際、「この金額は妥当なのか」「本当に今やるべきなのか」と判断に迷うオーナー様は少なくありません。

建物の修繕に関して相談できる相手は、「施工店」か「管理会社」が一般的です。ただし、施工店は施工のプロ、管理会社は入居者対応・賃料管理のプロです。どちらも専門領域では頼りになる存在ですが、「この工事が今本当に必要か、あと何年待てるか」を第三者として見てくれる立場ではありません。
この記事では、そうした構造的な課題を解決する「第三の選択肢」として、塗料メーカーへの相談という選択肢をご紹介します。
【この記事でわかること】
・なぜ塗料メーカーが修繕の妥当性判断に適しているのか
・診断から施工・保証までの具体的な仕組み
・メーカーを窓口にすることで得られる4つのメリット
修繕の判断基準がなくお困りのオーナー様、すでに別の会社で診断を受けたがセカンドオピニオンを求めているオーナー様は、ぜひご参考ください。
目次
修繕提案の妥当性の判断が難しい理由
自主管理オーナー様からは、「施工店から修繕の提案をもらったが、この金額は妥当なのか」「管理会社に勧められた内容で、工事を進めてよいのか悩ましい」といったご相談をよくいただきます。
判断が難しい背景には、業界の構造的な問題があります。施工店の収益は工事を受注することで生まれ、管理会社の収益は管理委託料や工事の紹介マージンから生まれます。どちらもビジネスとして成立している以上、「今は工事しなくていい」という判断を積極的に伝える立場にはなりにくいのです。
こうした構造的な課題に対して、第三者として中立な立場から修繕の妥当性を判断できる存在として機能しているのが、塗料メーカー「アステックペイント」です。
塗料メーカー「アステックペイント」の修繕対応

「塗料メーカーに修繕を頼む」といっても、どのような枠組みなのか想像しにくいことでしょう。
アステックペイントは、塗料を開発・製造販売するメーカーです。施工会社への販売は卸業者を介さない「直販体制」を採用しており、3,700社を超える加盟・登録店と直接繋がっています。規定に従い正しく扱えると認定した施工店にのみ塗料を販売することで、品質管理を徹底しています。
また、3,700社の加盟・登録店の中から、特に厳しい審査基準をクリアした施工店のみで構成される優良施工店ネットワークが「プロタイムズ」です。現在では、全国250店舗以上が加盟しています。

「塗料はどれだけ性能が高くても、正しく施工されなければ効果を発揮しない」という考えのもと、アステックペイントが本部として運営しています。加盟店にはPQA(一般財団法人塗装品質機構)基準を含む「プロタイムズ施工品質基準書」の遵守が義務付けられており、全国どこでも一定水準以上の施工品質が担保されています。

メーカーは「診断」、施工店は「工事」を担う一貫した体制
オーナー様からお問い合わせをいただいた後の流れは、以下のとおりです。
まず、メーカーの技術者と施工店が共に現地へ伺い、建物診断を無料で実施します。
施工店の現場経験とメーカーの研究知見を組み合わせた診断を行い、報告書にはメーカーとしての専門的な見解を記載してお渡しします。
修繕が必要と判断された場合は、建物診断を行なった施工店が、そのまま見積もり・施工を担います。メーカーは「診断」、施工店は「工事」という役割分担のもと、診断から施工まで一貫した体制で携わります。
建物診断では、劣化状況とメンテナンスの必要性について部位ごとに説明します。まだ工事が不要な箇所は「異常なし」と記載し、何年後に工事を検討すべきかの目安もお伝えします。診断を受けるだけでも、賃貸経営の判断に役立つ情報を多く得られます。
【関連資料はこちら】

塗料メーカーという「第三の選択肢」が合理的である4つの理由
塗料メーカーに修繕を相談することが、なぜ建物の資産価値を守る上で合理的な選択といえるのか。以下に4つの理由をまとめました。
理由① 劣化メカニズムの解明に最も近い立場

施工店とメーカーの建物診断の違い
施工店は、施工のプロです。長年の現場経験に基づく建物診断は信用に足るものですが、その根拠は主に経験則によるものです。
一方、塗料メーカーは材料を開発・製造しながら、同時に建物の劣化のメカニズムを研究しています。
「なぜひび割れが起きるのか」「この立地環境ではどの材料が何年持つのか」「コンクリートの中性化はどの段階まで進んでいるのか」このような問いに対して、研究機関を持ち、全国の施工データを蓄積してきたメーカーだからこそ根拠を持って建物の状態を診断できます。
全国3,700社との取引データが、高い精度の建物診断を可能にする
アステックペイントは全国3,700社の加盟・登録店とのやり取りを通じて、地域ごとの劣化傾向データを蓄積しています。海沿いの塩害環境、山側の湿気、強い日当たりなど、立地条件によって劣化の進み方は大きく異なり、適切な材料や工法も変わります。
アステックペイントでは、現地へ施工店とともに伺い、メーカーとしての見解を診断報告書に記載します。施工店の「現場経験」とメーカーの「研究知見」を組み合わせることで、「建物にとって最適な判断」を根拠とともに示せることがメーカー診断の強みです。
理由② 内容が可視化された見積もりで、修繕提案の妥当性の判断が可能に
「一式◯◯万円」では比較も判断もできない
「一式◯◯万円」という見積もりを受け取ったとき、その金額が適正かどうか判断できるでしょうか。
一式表記の見積もりは、相見積もりを取っても比較ができません。なぜなら、何の材料が何㎡使われていて、施工費はいくらなのか、金額の妥当性を判断する手がかりがないためです。
アステックペイントがご紹介する施工店からの見積もりには、メーカー名・材料名・使用数量・材料費・施工費を明記しています。内容が可視化されることで、オーナー様ご自身が納得した上で判断できる状態になります。

「メーカー経由」でも仲介手数料(マージン)は発生しません
メーカーが関わると、見積もりの中に利益が上乗せされるのではと心配されるオーナー様もいらっしゃるのではないでしょうか?
ご安心ください、見積もりはアステックペイントを経由せず、施工店からオーナー様へ直接提出されます。アステックペイントの収益源は仲介手数料ではなく、工事の際に使用される塗料代(材料費)であるため、余計な上乗せは発生しません。

メーカーを窓口にするだけで、診断・施工・保証の質が担保され、かつ見積もりに仲介手数料が乗らない。この点が、他にはない特徴です。
また、ご紹介した施工店からの見積もりに疑問点があり、直接聞きづらい場合は、本部であるアステックペイントへ相談することも可能です。地域ごとの相場と照らし合わせながら、見積もりの妥当性を判断する際の軸をご提供します。

理由③ 工事の品質まで、メーカーが責任を持って担保します
工事品質は工事直後の目視では分からない
塗装工事は、専門的な工程も多いため、適切に施工されたかをオーナー様ご自身で判断することは非常に難しいのが現状です。
悪質な施工の典型例が「乾燥時間や塗り回数の短縮」です。規定の工程を省くことで低価格・短工期を実現し、表面上は魅力的な条件を提示する業者が存在しています。
手抜き工事の問題は、工事直後の目視では気づきにくいことです。 後日、塗膜が膨れて剥がれてから初めて不具合に気づくことも多く、その時点では施工店との連絡が取りにくくなっているケースも見られます。
アステックペイントの品質担保の3つの仕組み
仕組みで手抜きができないようにすることが、品質担保の根本的な解決策です。
プロタイムズは厳しい審査を通過した施工店で構成されており、そもそも悪質な業者が参加できない体制になっています。さらに、以下の3つをメーカー本部として義務付けています。
①塗料使用量の記録:見積もりの缶数通りに使用されたかを証拠写真で確認
②工程ごとの施工記録:各工程が適切に行われたかを施工記録として残す
③完工後の検査報告書:すべての施工が正しく行われたことを示す報告書類を提出
この仕組みにより、品質の担保にメーカーが直接関与する体制を実現しています。
理由④ 施工店の廃業リスクに備える「W工事保証」
塗装会社の倒産件数は過去最多水準に
あまり知られていない事実ですが、ここ20年で塗装会社の倒産件数は過去最多水準に達しています。中東情勢を背景としたナフサショックによる原材料費の高騰、職人不足、後継者問題、インフレによる経営圧迫など、複数の要因が重なり、廃業する塗装会社が増え続けています。
保証期間中に施工店が廃業してしまえば、保証の窓口は消えてしまいます。「10年保証」と言われて契約したにもかかわらず、5年後に施工店が存在しなくなっていたといった事例は、決して珍しい話ではありません。
「施工店保証」+「メーカー保証」のダブルの工事保証

このようなリスクに備えるために、アステックペイントは施工店の保証にメーカーの工事保証を組み合わせた「W工事保証」を提供しています。
万が一施工店に何かあった場合でも、メーカーが保証を引き継ぐ仕組みです。実際に過去、倒産した施工店の案件を引き継いで対応した実績も複数あります。
最大10年という保証期間は、自社の製品と認定施工店の施工品質に自信があるからこそ実現できるものです。
修繕を単発で終わらせないために|定期点検・長期修繕計画のサポート
修繕計画がある物件は、実質利回りが高い
工事が完了した瞬間から、次の劣化が始まります。放置すれば劣化は加速し、想定外の大規模修繕や入居率の低下につながるリスクがあります。
国土交通省の調査でも、修繕計画を持っている物件は実質利回りが計画なし物件を上回るというデータが示されています。計画的に修繕を行うことで建物の資産価値が維持され、長期的な収益の安定につながるためです。

※国土交通省 賃貸住宅管理業者向け計画修繕ガイドブック より
修繕は「かかるコスト」ではなく、「資産価値を守るための投資」として捉えることが、賃貸経営を長期で安定させる上で重要な考え方です。
それでも、計画修繕が進まない理由とは
それにもかかわらず、計画的・定期的に修繕を実施している自主管理オーナーはわずか約16%(国交省アンケート)で、管理会社に委託している場合でも約29%に留まります。

※国土交通省 賃貸住宅管理業者向け計画修繕ガイドブック より
計画修繕が進まない最大の理由は「ノウハウがない」ことです。管理会社への調査でも、修繕計画を提案できていない理由の第1位は「ノウハウがない」(37.8%)でした。

※国土交通省 賃貸住宅管理業者向け計画修繕ガイドブック より
入居者対応・リーシングを本業とする管理会社に、外装の長期計画立案まで求めることは専門外の領域となります。
賃貸経営のコントロール性を高める「すまーと建診サポート」

アステックペイントはこの課題を解決するために、「すまーと建診サポート」という外装特化型の建物管理サービスを提供しています。
【すまーと建診サポートのサービス内容】
・毎年のメーカー基準による定期点検
・メーカーが専門的見解を加えた診断報告書
・30年先を見据えた長期修繕計画の策定と定期見直し
・国土交通省採択アプリ「いえかるて」による修繕履歴の一元管理
これらを1棟あたり月額2,000円台〜でご提供しています。
工事をして終わりではなく、定期点検と修繕計画で賃貸経営のコントロール性を高める。これがメーカーだからこそ実現できる、修繕との新しい付き合い方です。
▶ すまーと建診サポートの詳細はこちら
https://astec-apartment.com/smart-kenshin
よくある質問
工事の予定はもう少し先で考えているのですが、診断だけ受けることはできますか?
もちろんです。現状把握のために、ぜひ積極的に弊社の無料診断をご活用ください。アステックペイントが運営する施工団体「プロタイムズ」では、見積もりご提出時に強引に契約を迫る行為を明確に禁止しており、万が一の場合は本部である弊社が間に入って是正させていただきますので、ご安心ください。報告書・見積書をお受け取りいただいた後、ゆっくりと比較・ご検討ください。
物件から離れたところに住んでいるですが、診断は立会い必須ですか?
立会いなしでも対応しておりますので、ご安心ください。物件によってはオートロック等で共用部に入れないケースもございますので、お問い合わせの際に物件の状況をお聞かせいただけますとスムーズです。なお、診断報告書のご提出時は、担当者から直接結果をご説明する機会(オンライン可)をいただけますと幸いです。
担当エリアに施工店がいない場合はどうなりますか?
現在、全国250店舗以上のプロタイムズ加盟店と連携しており、多くのエリアでご対応が可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。対応可能な施工店をご案内します。
管理会社にすでに修繕を依頼している場合でも相談できますか?
はい、ご相談いただけます。すでに他社で工事が進んでいる場合でも、セカンドオピニオンとして診断のみご利用いただくことも可能です。
診断から工事完了まで、どのくらいの期間がかかりますか?
建物の規模や劣化状況、施工店のスケジュールによって異なりますが、診断・報告書提出までは通常1~2週間程度、その後見積もり・工事着工までに1~2週間程度が目安です。詳しくはお問い合わせ時にご確認ください。 ※お急ぎの場合は、スケジュールに合わせて柔軟に対応いたします。
「すまーと建診サポート」って、どんなサービスですか?
「すまーと建診サポート」は、アステックペイントが提供する外装特化型の建物管理サービスです。「毎年の定期点検」「診断報告書の提出」「30年先を見据えた長期修繕計画の策定」「修繕履歴の一元管理」を1棟あたり月額2,000円台〜でご提供しています。
詳しくはこちらをご覧ください:https://astec-apartment.com/smart-kenshin
まとめ|最初の一歩は、無料の建物診断から

塗料メーカーを窓口に修繕工事をするメリットを整理すると、以下のとおりです。
| メリット | ポイント |
|---|---|
| 劣化診断の精度が高い | 「研究知見」と「全国データ」に基づいた、メーカーによる見解付き報告書 |
| 見積もりの透明性が高く、妥当性がわかる | 詳細な見積もり+相場感のご提供+仲介手数料なし |
| 工事の品質をメーカーが担保する | 施工仕様を熟知したメーカーが施工中もチェック・是正勧告まで行う |
| 施工店が廃業しても保証が継続する | 施工店+メーカーのW工事保証(最大10年)で廃業リスクに備える |
| 修繕を単発で終わらせないサポートがある | 定期点検・長期修繕計画・履歴管理を「すまーと建診サポート」でワンストップ提供 |
「修繕しなければ」と思いつつ、何から手をつければいいかわからない。そんな方に、まずおすすめしているのがメーカーによる無料の建物診断です。
すでに別の会社で診断を受けたことがあるオーナー様にも、「メーカー目線の診断」をセカンドオピニオンとしてご活用いただけます。診断は無料で実施しており、報告書をお受け取りいただいた後にゆっくりご判断いただければ十分です。
▶ 無料の建物診断は下記フォームからお申し込みください。

お電話でのご相談はこちら:0120-997-979(平日9:00〜18:00)
お問い合わせの際に「Webサイトを見た」とお伝えください。
運営会社
株式会社アステックペイント
アステックペイントは、業界唯一の直販体制をとっており、全国3,700社以上の加盟施工店と密に連携を取りながら塗料の製造・販売だけでなく、施工技術の向上とITサービスによる効率化で工事品質向上に取り組んでいます。 遮熱塗料シェアNo.1の技術力と豊富な施工ノウハウを元に中低層アパート・マンションオーナー様のお悩みを解決する安心の修繕工事をワンストップでご提供しています。