アパート修繕の悪徳業者・手抜き工事を避ける方法|見積書と施工管理の見方
- 2026年10月22日
株式会社 アステックペイント
塗料開発で培った建物外装の専門知見と全国施工団体本部としての施工品質管理体制を掛合せた新しい選択肢「メーカー修繕」を提案
塗装工事の失敗は、完成した直後には見えません。塗りの回数や乾燥時間を削られても、数年後に塗膜が剥がれるまで気づけないのが、手抜き工事の怖いところです。
この記事では、屋根工事の点検商法に関する公的データから「悪質な業者に共通する手口」を整理し、アパート・マンションの修繕で施工店を選ぶときの見積書の見方と、アステックペイントが施工品質を担保している仕組みを解説します。
この記事の要点
- 屋根工事に関する点検商法の相談は、2018年度の923件から2022年度は2,885件へ、4年間で約3倍に増えています。
- 悪質な業者の見分け方は、「突然の訪問」「不安をあおる」「その場の契約」「一式見積もり」の4点です。
- アステックペイントは、①材工分離の見積書、②写真で記録する施工管理、③完了検査、で品質をメーカー本部が担保しています。
目次閉じる ▲開く ▼
1. 屋根工事の点検商法が増えている|公的データから
国民生活センターは2023年10月、「屋根工事の点検商法のトラブルが増えています」と注意を呼びかけました。PIO-NETに登録された、屋根工事の点検商法に関する相談は次のとおりです。
屋根工事の点検商法に関する相談件数(年度別・全国)
出典:国民生活センター「屋根工事の点検商法のトラブルが増えています」(2023年10月11日)。PIO-NET登録分(経由相談を除く)原文
点検商法の相談に占める、屋根工事の割合
出典:国民生活センター「屋根工事の点検商法のトラブルが増えています」(2023年10月11日)。PIO-NET登録分(経由相談を除く)原文
点検商法の相談全体のなかで屋根工事が占める割合も、2018年度の16.2%から2022年度は35.4%へと拡大しました。同発表では、契約当事者の8割超が60歳以上とされています。アパートやマンションのオーナー様にも、ご自身や、管理を任されたご家族が同じ状況に置かれる可能性があります。
2. 悪質な業者に共通する4つの手口

国民生活センターが紹介している典型的な勧誘トークと、アパート修繕の場面を重ねると、次の4点に整理できます。
国民生活センターは、突然訪問してきた業者に安易に点検させないこと、屋根工事はすぐに契約せず十分に検討すること、保険金が使えるという話に注意することを助言しています。契約後でも、クーリング・オフができる場合があります。不安なときは、消費者ホットライン「188」に相談できます。
もう1つの落とし穴が、「手抜き工事」です。規定の塗り回数や乾燥時間を省くと、低価格・短工期を実現できますが、塗膜の膨れや剥がれが出るのは数年後です。そのときには、施工店と連絡が取れなくなっているケースもあります。
3. 見積書で見分ける|材工分離方式とは
見積書は、業者を見分けるための最も確実な書類です。「一式◯◯万円」と書かれた見積書では、何の塗料が何缶使われ、施工費がいくらなのかが分かりません。相見積もりをとっても、金額の妥当性を比べる手がかりがないのです。
アステックペイントが提供する修繕工事では、塗料の「材料費」と「施工費」を分けた「材工分離方式」の見積書を採用しています。メーカー名・材料名・使用数量・材料費・施工費を明記するため、次の3点が一目で分かります。
公共建築改修工事標準仕様書で求められる塗布量を厳守しているかどうかも、見積書から確認できます。施工店が契約の相手となる場合、見積書は施工店からオーナー様へ直接提出され、アステックペイントの収益源は塗料代(材料費)であるため、仲介手数料は発生しません。アステックペイントが元請として工事にあたる案件の契約形態は、個別にご案内します。
メーカーの塗装仕様書には、塗料ごとに塗布量・塗り回数・工程間の乾燥時間が数値で定められています。アステックペイントの仕様書(コンクリート・モルタル・ALC外壁)では、たとえば次のとおりです。
| 工程 | 製品 | 塗布量(kg/㎡) | 回数 | 工程間(25℃) |
|---|---|---|---|---|
| 下塗 | エポパワーシーラー | 0.13〜0.20 | 1〜2回 | 2時間以上 |
| 下塗 | 水性一液ビルドフィラー | 0.80〜1.5 | 1回 | 5時間以上 |
| 上塗 | ビルドテックフッ素REVO | 0.25〜0.35 | 2回 | 2時間以上 |
| 上塗 | ビルドテックシリコンREVO | 0.25〜0.35 | 2回 | 2時間以上 |
※アステックペイント塗装仕様書より。数値は製品・下地・工法により異なり、上塗りの最終養生は24時間以上です。
見積書の使用数量(缶数)と施工面積が分かれば、1㎡あたりの塗布量を逆算できます。仕様書の範囲を大きく下回る場合は、薄塗りになっていないか確認する手がかりになります。工程間の乾燥時間も、仕様書で定められた最低限の時間です。工期が極端に短い提案には、工程の内訳を尋ねてみてください。
お手元の見積書に疑問があり、直接は聞きづらい場合も、アステックペイントへご相談いただけます。他社の見積書のセカンドオピニオンとしてもご利用いただけます。
4. 施工品質を仕組みで担保する|メーカー直販と認定施工店
「悪質な業者を見分ける」だけでなく、そもそも悪質な施工ができない仕組みがあるかどうかが、品質担保の根本的なポイントです。地域の施工店・メーカー・管理会社といった立場を問わず、次の体制を備えている会社であれば、安心して相談できます。
アステックペイントが提供する修繕工事は、これらをすべて備えています。以下で、その仕組みを順に説明します。
メーカーが認定した施工店だけが工事を実施
アステックペイントは、卸業者を介さない直販体制で、全国4,100社超の施工店と直接つながっています。規定に従って正しく扱えると認定した施工店にのみ、塗料を販売しています。その中から、特に厳しい審査基準を満たした優良店だけで構成される施工団体が「プロタイムズ」で、全国265店舗以上が加盟しています(2026年8月時点)。
アステックペイントの直販ネットワーク(2026年8月時点)
第三者機関「PQA」の基準に準拠した品質基準書
プロタイムズの加盟店には、PQA(一般財団法人 塗装品質機構)の基準に準拠した「プロタイムズ施工品質基準書」の遵守が義務付けられています。現場でのやり方から、安全・法令の考え方まで、全国で一定水準以上の施工品質を保つための基準です。
塗料はどれだけ性能が高くても、正しく施工されなければ効果を発揮しません。そのため、アステックペイントは本部として、施工店の品質管理にも関わります。
5. ご契約から引き渡しまでの流れと、品質管理のポイント
ご契約後の流れは、次の8ステップです。工事の途中経過を記録に残し、オーナー様へ共有するところが、品質管理のポイントです。








とくに、⑤「使用する塗料を写真で記録し、見積書の数量と照合する」工程は、手抜き工事を防ぐうえで重要です。塗料の缶数と面積が材工分離の見積書に明記されているため、使用量との照合ができます。
無償オプション|住宅履歴情報管理システム「いえかるて」

診断報告書・見積書・工事記録は、無償オプションの「いえかるて」で一元管理できます。修繕履歴が残っていれば、次回の修繕判断にも、物件の売却時の評価にも役立ちます。
6. 外装修繕工事は窓口1つで
外壁・屋根の塗装を中心に、防水、鉄部、タイル補修、長尺シートなど、外装修繕に必要な工事をアステックペイントの窓口ひとつでご相談いただけます。複数エリアに物件をお持ちの場合も、各地で業者を探す手間がかかりません。








給湯器やインターホンなどの設備の更新・補修も、外装工事とあわせてご依頼いただくことで、足場や工程をまとめられ、トータルコストを抑えられる場合があります。

7. よくあるご質問
8. まとめ|施工店選びは「見積書」と「仕組み」で
点検商法の相談が増え続けるなか、オーナー様が自衛するには、見積書の中身で判断することが重要です。そして、悪質な施工ができない仕組みがある施工店を選ぶことが、品質を担保する最短の方法です。
アステックペイントは、材工分離の見積書、メーカー認定の施工店、写真記録と完了検査という仕組みで、品質を担保しています。複数の見積もりをお持ちの方も、セカンドオピニオンとしてご相談ください。
参考・出典
・国民生活センター「屋根工事の点検商法のトラブルが増えています―典型的な勧誘トークを知っておくことで防げます!―」(2023年10月11日)https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20231011_1.html
※PIO-NET登録分(消費生活センター等からの経由相談を除く)。
よく見られている記事
キーワードで探す
執筆:アステックペイント アパマン本部 | 最終更新:2026年10月21日 | アステックペイントは、遮熱塗料シェア6年連続No.1※の塗料メーカーです。